半径3mを快適にするために必要な投資（衣類）

あなたは、半径3mを快適にするために、必要な投資を行うべきである。幸い、投資には、多額のお金を投じなくても良い時代になった。
まずは、あなたが着用している下着や服。着用していて心地よいものを、着用すべきである。昭和の時代には、衣服の価格と着心地は、比例関係にあったが、平成の時代に入ってから、安くても良い服が増えた。ユニクロの服がその筆頭である。
ちなみにユニクロは、革新的なボタンダウンシャツをこの世に出して以降、数々のアメリカントラッドを敗退させたし、あらゆるアウトドアブランドも凌駕した。
飽食の世の中では、一生ものの衣服は存在しない。衣服はあくまで、その人を囲う殻であり、殻は数年で入れ替わる。カビの繁殖したアクアスキュータムのトレンチコートを、後生大事に保管する代わりに、ユニクロの合繊のコートを3年おきに買い換えることを選んだ。
肌触りの良い下着は、肌触りが悪くなった時から買い換えるべきであり、白色のボタンダウンシャツは、襟元や袖に白さが無くなった時が替えどきである。つまり、あなたが快適さを保つに必要な投資は、躊躇無く行うべきであり、しかしながらその投資額は昔に比べたら安価になっている。ここで重要なのは、ブランドものに投資しないことであろう。
ブランドものは、令和の時代には、その物語を持続させるコストが維持できなくなっている気がする。時計が顕著だ。Apple Watch以後、時計に求められる機能が大きく変化した。そして時計に物語を付与することが難しくなった。あるいは、時計は時間がわかれば良いという、シンプルな機能のみが求められることとなった。今の時代は皆、スマートフォンでも時刻がわかるようになったから。
冬の季節には、あなたを温める服が必要だし、夏の季節には、あなたのかいた汗を効率的に乾かしてくれる服が必要だ。もちろん、あなたのことをアピールしてくれる服も必要だ。最優先にすべきは、あなたの日常を快適にしてくれる服を選ぶことだと思う。
私は今後、ユニクロと、モンベルと、無印良品、イトーヨーカドーの服で、ほとんどの日常を送ろうかと思う。あとは災害対策などで5.11 やアウトドアメーカーの服など。
女性でも今後、シンプルな服の選択になろうかと思う。服飾業界は、イメージや物語を求める代わりに、着心地を最優先とした、服の設計になろうかと思う。