知的生活に必要なペンとノート

「半径3mの知的生活」を記すに当たり、読者の方々に伝えたいことが数々ある。これは子どもへの訓示であるとともに、人生の先輩からのアドバイスであり、自分への反省である。
まず、知的生活を送るためには、ペンとノートが必要であることを、強く主張する。今、あなたのPC、スマートフォン等々の周りに、ペンとノートがない場合は、すぐにコンビニに走って、ペンとノートを購入すべし。
ペンとノートは、あなたの知的生活を支えるパートナーであり、あなたの年収を向上させる道具であることを約束する。
「ペン」とは、紙に記録するための筆記用具を指し、それは鉛筆、ボールペン、万年筆、サインペン、筆、マーカーペン、チョークを指す。ここで重要なことは、デジタルではなく、アナログであること。「ノート」とは紙の束を指し、コンビニや文具店で売られているノート、広告の裏紙（昭和生まれにしかわからない）、ルーズリーフなど、自らの手で記録を行うための媒体である。
2020年現在、諸々のデジタル媒体を試し、デジタルによる記録を試みてきた。古くはシャープの「Zaurus」という電子手帳、PC、Mac、近年ではAppleの傑作であったiPhone、アンドロイドの傑作であるPixel、iPadとAppleペンシルとの組み合わせも試した。キングジムの隠れた名品、「ポメラ」も試している。しかし、ペンとノートには及ばない。2020年現在においては。
アイデアはひらめきであり、一瞬にして消えてしまう。これらを記録するには、瞬間的に書き込みができなければならない。ペンとノートは、待機時間がゼロに近い記録媒体であり、どのような状況下でも記録できる道具である。デジタルは様々なインターネット環境に移植できるのだが、一瞬のひらめきを記録するには、タイムラグがありすぎる。もう少ししたら、口述手記システムがもう少し洗練され、紙に書くメリットがなくなってしまうかもしれないが、2020年現在では、ペンとノートがベストである。
次の投稿にて、どんなペンとノートが良いのか、私なりの考察を述べる。