寝具はシンプルにする

半径3mの快適化。睡眠は人生の3分の1を占めるという。現代人はもう少し少ないか。寝具にこだわる方は、下に敷くマットの通気性や、硬さにこだわったり、枕にこだわったりしているようであるが、私はサーマレストのマットと寝袋で、ほぼ快適な睡眠を得ている。思えば2011年以降、まともな布団で睡眠をとらず、マットと寝袋で寝ていた。災害対策というか、単なるもの好きがエスカレートして、アウトドアキャンプをインドアで行いたいと思うようになった。マットはエアーマットとフォームマットを試したが、サーマレストの120mmのリッジレストが最適と分かった。人間は太古から、そこそこ硬い地面に寝ていたと思われる。ゆえに人間の腰や腰椎、脊椎等は、硬い床面に適合しているのだと思う。
寝袋はたくさんのものを試し、春夏秋冬とテストした。結論としてスナグパックの化繊の寝袋か、ナンガの羽毛の寝袋が最適と分かった。ポイントは気密性と通気性の両立で、寒い冬には完全に密閉できる機構が必要でありかつ、多量に排出する汗を通す、布地(シェル)が必要。厳しい冬期や、風邪をひいたときには、電気毛布を敷く。昨年から始まったものすごいウィルス騒ぎのさなかには、電気代を覚悟しながら、オイルヒーターで室内を温め、病気にかかることを予防した。
寝袋とマットを日常で使用することは、そのままアウトドア生活や、避難生活に難なく移行できる便利さを有している。天変地異は一生に一度訪れるかのイベントであったが、アフターコロナにおいては、いつ発生してもおかしくないのであろう。
寝具を限りなくシンプルにした結果、サーマレストのリッジレストと寝袋に行き着いた。

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