結局はオフィスチェアを選定

ゲーミングチェアに魅力を感じ、スチューデントモデルなる安価のゲーミングチェアを購入したが、大きな違和感を感じ、家族へ椅子を譲ることとなった。
体が大きいと、まず座面の拘束感で違和感を持ち、尻や太ももにフレームが当たる感覚があり、苦痛であった。またゲーミングチェアは、基本的に後傾姿勢で操作するために、前傾姿勢を取りずらい座面であった。仕事に関連する作業や読書は、圧倒的に前傾姿勢のほうがやりやすい。この感覚と同じ状態だったのが、食卓で使う椅子にリゾートチェアを購入した時。食卓も基本的には前傾姿勢で食事をとることが一般的であるが、リゾートチェアはふんぞり返ってカクテル等を飲むために存在する。結局前側の脚を切って前傾状態にしたが、背もたれが後ろに傾きすぎたので、食卓での使用を断念した。
ゲーミングチェアを書斎での勉強用や、仕事で使用する際には、前傾姿勢をきちんととれるかを確認したほうが良いと思った。
結局、イトーキのオフィス用チェアがかなりしっくりときた。サリダYL9。座面や背もたれの硬さがちょうどよく、背もたれとヘッドレストは、エラストマー素材という柔らかくて丈夫なプラスティック素材がメッシュとなっており、通気性が良い。夏場に背もたれ付きの椅子に座るのは厳しいが、この椅子なら厳しい暑さも乗り越えられそうだ。
椅子を導入してから、なぜか知的活動の効率が上がった。しっかり腰を据えると、仕事の効率が上がるらしい。無理な姿勢をせずディスプレイに向かったり、本を持ったりしていると、頭が活性化しているようである。足元も整理して、背もたれを倒してリラックスする際に、足もゆったりと延ばせるようにした。この椅子には足を乗せる補助具は無いが、背もたれの傾斜が比較的傾かない構造となっているので、さほど気にならない。肘置きは、内外や前後に調整できるとベストであったが、上下への調整だけでもいい感じのタイピングができる。経時でのヘタリが気になるが、エラストマー素材は劣化が少なさそうだ。東南アジアの国にある、しょぼいプラスティック素材の椅子に似ている質感。
半径3mの知的生活環境は、ほぼ完成形に近づいている。

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