スマートウォッチの憂鬱

GARMIN Venu Sq スマートウォッチを24時間着用している。これを着用してから、飲酒量が極端に減った。自分の生活習慣を見直して、ボディーバッテリーなるパラメータを向上させる生活を心がけた結果、睡眠時間が増え、飲酒量が減った。

ボディーバッテリーとは、肉体、精神的な活動のもとを支えるエネルギーを、ガーミン独自の方法で数値化したものである。ただし、ボディーバッテリーの最小値は5で、これ以上減ることはなく、もちろん5になったからといって倒れてしまう訳ではない。ボディーバッテリーの算出根拠は開示されていないが、おおざっぱには、心拍数が上がるとボディーバッテリーが下がり、睡眠や休憩を行うと、ボディーバッテリーが向上する。

ボディーバッテリーが上がる度合いは、睡眠の質も影響を及ぼすようであるが、その主たる要因は結局、心拍数であるようだ。飲酒をしたその夜は、心拍数が高い状態で、ボディーバッテリーが回復しなかった。このことが数日続いたため、飲酒せずに寝たら、ボディーバッテリーがしっかり回復した。このことを機に、意外とあっさりと、飲酒の生活習慣を見直すことができた。

ボディーバッテリーが上がる要因は、実は睡眠以外にもあり、デスクワーク等座っている状態で作業に集中していると、わずかだがボディーバッテリーが上がる。特にYouTubeの動画編集を実施している時や、寒い中デスクワークを行っている時にボディーバッテリーが上がった。これは精神状態が安定している証拠であろうか。

反対にボディーバッテリーが下がる要因の多くは、ストレスである。運動はストレスにカウントされないらしく、運動中にはストレスレベルが表示されない。運動以外でボディーバッテリーが下がるときには、精神が高揚している時が多い気がする。飲酒はリラックスにはならず、ストレスの方向にカウントされている。会社の会議でも、いい方は悪いが参加の度合いによってストレスレベルが異なり、ボディーバッテリーが下がる度合いも違った。

これらボディーバッテリーの指標は、必ずしも体感とあっているわけではなく、すべてを信用するわけではないが、生活習慣を見直し契機となった点では、GARMIN Venu Sq を購入して良かったと思う。

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