工業化社会を引きずる24時間操業と夜間勤務について
製造業のエンジニアで、24時間操業の工場に従事していると、夜間勤務を経験する。医療従事者の方とは、すこしだけ毛色は違うだろうが、夜も監視が必要な時や、トラブル対応、夜間にイベントがぶつかるなど、夜間勤務を行う機会は少なからずある。
しかしながら私は、徹夜はまず行ったことはなく、24時間の勤務は、おそらく数回程度であった。眠らないとパフォーマンスが著しく低下する事を、身にしみて知っている身体は、確実に睡眠時間を確保することを、私の脳に要求する。
そして、時々行っていた海外出張の影響もあり、24時間計のついている時計、いわゆるGMTや、24時間で短針が一周する時計を購入したこともある。
昭和の時代には、熱を出しても這ってでも会社や学校に行くことが美徳とされていたし、平成には、ビジネスマンは24時間戦う為に栄養ドリンクを飲んでいた。私もこの時代の仕事習慣があり、夜間勤務時にはコカ・コーラや、ウイダーinゼリーを好んで摂っている。
さて、24時間操業の工業は、資本家が最大の生産効率を達成するための最適な工場運営形態であり、一度機械を止めた後の再起動が大変な工場にとっては、逃れられないのであろう。しかしながら、そろそろ無くなっても良い頃と思う。
人間は、機械に働かされるのではなく、機械を働かせる存在だから。
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