6年間使ったランドセルを引き継ぐメルカリのちから
6年間使用した後のランドセルが、メリカリで売れた。メルカリのフィーと、送料を引いたら利益がギリギリなのだが、6年間使用されたランドセルに、もう少しだけ頑張ってもらえるのが嬉しかった。
もともと、このランドセルの需要があると考えたのは、地域によってはランドセルを使わない小学校があることや、ランドセルが6年間持たない生徒がいることによる。もちろん、小学校の入学にあわせて、手頃な価格でランドセルを入手したい方もおられるだろう。新品のランドセルは、お子さんにとっての楽しみかもしれないが、一方で、入学の半年前にはランドセルを購入しなければならないような、ランドセル商法にうんざりしている親御さんも多いと思う。
話は変わるが、コロナ禍においては様々なビジネスモデルが崩壊すると思われ、制服ビジネスも厳しくなると思われる。子どもの学校では、入学時に購入した制服を着させず、コロナ禍の接触機会抑制を理由として、体育着で一日中過ごさせるということを、半年近く続けている。
本日から解除された、緊急事態宣言なる縛りが解かれたら、徐々に制服を着る機会が増えるかもしれないが、今回の事象は、体育着が制服になり得ることを示唆していた。
永らく続いていた、制服ビジネスモデルは崩壊する運命にある。
一方で、ランドセルを小学生に背負わせるという日本の風習は、安全面や健康面で、理にかなっていると思われる。教科書がタブレット端末に変わり、大量の本を運搬せずに済むかもしれないが、小学生には、持っていくべきものが沢山ある。また、背後にプロテクターを背負う安心感もあろうかと思う。過去に見たことはないが、後ろにころんだときの、頭の保護になるということ。
今後、ランドセルの再利用は、メリカリ文化に根付くかもしれない。ここに、メルカリのちからを感じた。
ちなみに6年間使用した写真のランドセルは、最新型ではなく、型落ち品を購入した。もちろん6年間、トラブルなく使用された。
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