LUMIX G100は生活を切り取るVLOGカメラ

 おそらく誰しもがこの機種を忘れ、SONYのVLOGカメラをもてはやしているのであるが、私は、実物を触って惹かれ、ZV -E10を購入した2週間後にもかかわらず、LUMIXのG100を購入してしまった。これは私の近年稀に見る散財である。しかし言い訳がましいが、両方ともに良いカメラであり、使い分けながら使いこなしたいと思った。私の中では、ZV -E10は室内用カメラ、G100は外用カメラにしたいと考えた。

ZV -E10は手ぶれ補正の効きが致命的に悪く、散歩用カメラとしては最悪の出来だと感じたが、部屋の中で自撮りしたり、物撮りするには非常に使い勝手の良いカメラだった。このことは別の投稿にて語りたい。本論であるG100についても、手ぶれ補正が必ずしも満足いくレベルではないのだが、手に持った時のなじみ感や、操作性、画質、EVFファインダーなどの相性がとても良かったので、これを使い続けようと思った次第。

G100の好きが高じて、メルカリで予備レンズを購入。厳密にはLUMIX GF2のダブルレンズキットを譲っていただいたのだが、実質レンズを購入して、おまけで本体がついてきた感覚。この件も別の投稿で語りたい。

さて、本題であるG100については、ペンタプリズム的な部品もついており、非常に古めかしいカメラのように感じるが、このデザインが秀逸で、ペンタプリズム部には、ストロボと電子式ファインダーが搭載されている(当たり前か)。ビューファインダーは思いのほか便利で、バリアングルモニターを回さなくても、写真や動画が撮れることが、ここまで撮影のスピードを上げるモノだとは思っても見なかった。大きさもZV -E10より一回り小さく、ジャケットのポケットに入れやすい。沈胴式レンズの12-32mmは、撮影前に繰り出す面倒さや、おそらく手ぶれ補正の機能を犠牲にしながら小ささを追求した感があるので、使い勝手はあまり良くないのだが、全体的にバランスが良いレンズであった。生活を切り取るのに、程よい画角である。

G100のフォーカススピードは、ZV -E10より遅いのだが、一昔前のデジカメと比べたら問題ないほどの速度である。暗所には弱いが、ギリギリ許容できるレベル。ライカ的なモノクローム写真を撮れるモノクロモードもあり、撮影が楽しくなる。動画専用カメラというよりも、静止画と動画を混在して記録を取る用途では、満足いく結果を出してくれそうだ。

グリップ兼三脚は5000円もする割には、カメラにはUSB接続(それもMicro USB)だし、録画と静止画のボタン、スリープボタンのみで、SONYのようなズームボタンはなく、ある意味ぼったくり価格。もちろん、三脚としてや、撮影用グリップとしての機能はしっかりしており、安定している。その様なことは先に予測できていたので、追加購入の動機付けがかなり難しいと感じ、最初から思い切って購入することとした。

いつもの散歩ルートを、G100のみ持参して、撮影テストを実施した結果を簡単に動画にまとめた。個人的には、初めての撮影にしては、まずまずの出来だと思っている。


メーカーが最も嫌いそうなことを、動画の最初から行っているが、ペンタプリズム部に輝いているLUMIXの白文字を、黒マジックで塗りつぶした。これは私が15年以上前にLUMIX L1を購入したときに行った作業であり、LUMIXロゴが気に入っていないというよりも、このロゴが必要以上に目立ったためであった。ロゴは必要のない威圧感を、人や動物、静物にさえ与えてしまうと考えたため、ロゴはマジックで塗ってしまった。これによりより渋いフェイスになった。

携帯性を考えると、ZV -E10の時のようにストラップをつけるのが適切であるが、今のところ着けていない。ストラップで首にぶら下げるよりも、手に持っていたいアイテムと感じたからだ。その代わり、ショルダーバックを持つこととして、カメラ道具一式を入れることにした。入れ物は無印良品で購入。この辺も動画やブログのネタになりそうだ。
LUMIX G100を持って、久しぶりに「写真を撮ることやカメラを所有することの悦び」のようなハイな気持ちになっている。


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