知的生活に必要なペンとは

知的生活に必要なペンとは、いつも、あなたの肌身に離さず携帯できる筆記具のことを指す。「肌身に離さず」とは、文字通りあなたのポケットに差したままでも良いし、あなたの行動する半径3m圏内のどこにでも、あなたのお気に入りの筆記具が置いてあることも含まれる。つまり、あなたのアイデアが、稲妻のようにひらめいたら、すぐに記録できる環境を整えることが、「あなたの肌身に離さず携帯する」ことである。
ペンの選定は、あなたの生涯のパートナーを選ぶことでもある。あなたの知的生活を支えるためのパートナーは、妥協なく選定する必要がある。しかしながら、世の雑誌やウェブページに惑わされないこと。生涯のパートナーには、価格の多少は関係ない。重要なのは、書きたい時にかけるという基本性能である。
確かに、5万円くらいするモンブランの万年筆は素晴らしい。インクを充填して何年たっても、蓋を開けた瞬間に筆記をすることができる。他の万年筆は、数ヶ月したらインクが干上がり、筆記ができなくなってしまう。モンブランは蓋に工夫があり、インクが乾かない。ボールペンも素晴らしい。どんな紙にも対応できる。
しかしながら、トンボや三菱の鉛筆、BIGのボールペン、uni のjetstream にはかなわないと思った。それは、先述の「肌身離さず」に関係する。
肌身離さず携帯、あるいは各所に備えるには、複数本のペンを有することが必要と思う。一生に一本の万年筆を有することも重要だが、2020年現在は、使い捨ての方が経済的であることが多い。ペンはなくしたり、人に貸したりして、肌身を離れる。その際にダメージが少ない方が良い。モンブランの筆記具をなくすのはとても辛いが、BIGのボールペンをなくすのは、少しだけ辛くて済む。また、モンブランには負けるものの、どんな状況下でもきちんと書ける。富士山に携帯したBIGのボールペンは、標高3000mを超えても、しっかりと筆記できた。
鉛筆、あるいはシャープペンシル(メカニカルペンシル)も素晴らしい。ボールペンで書けない環境でも、ほぼ確実に書くことができる。湿度の高い環境、寒い環境、雨が降っている環境でも、紙さえあれば書ける。しかしながら、視認性の点でボールペンに負けてしまう。知的生活には、記入した記録を何度も読み返すことにより、知性を向上させることができる。
あなたが知的生活を送るにあたり、あなたにあったペンを探すには、まず街の文具店、街のスーパー、コンビニ、東急ハンズ、伊東屋、インク(静岡限定)に訪れるべきだ。まずは現場を訪れる。そして、多くの筆記具を試してみるべし。
まずはあなたの名前を紙に書き、そして普段あなたが書いている文章を書いてみるべきだ。重要なのは、あなたの筆記スピードに、ペンが追従していること。紙によっては、引きスピードが速いと掠れてしまうものがある。次に重要なのは、あなたが書いたものを、あなたが読み返して、読みやすいと感じること。記録は、読み返してこそ真価を発揮する。ペンによって筆跡が大きく異なる。あなたの好みにあった筆跡を記せるペンを選ぶべし。



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