SHUREを知的環境に取り込めるか(ヘッドホン)

私は全く音楽に詳しくないのだが、WEB会議用システムの構築中に、SHUREに出会った。格好の良いコンデンサーマイクを探して、SHUREのPGA181というマイクと出会い、USBマイクを超えた音に驚愕した。と同時に、ゲイン調整などのややこしい手続きが録音に必要なことがわかり、使いこなすまでに時間がかかった。正確に言うと、XLRケーブルを用いたコンデンサーマイクを購入する前に、ZOOMのU-44というオーディオインターフェイスを購入してしまった。昔ながらの手動のボリューム調整の快適さにはまって、映画やYouTubeの音声を、JBLのUSBスピーカーに出力しながら楽しんでいる。そして自分でもYouTubeのまねごとを始めようかと準備しており、ZOOMのQ2nというWEBカメラを購入。Skype用カメラ、高音質のUSBマイクとしても活躍するビデオカメラ。画質はiPhoneに劣るが、音を確実に拾う。
これら機材で録画や録音をする際のモニタリングとして、SHUREのSRH440を購入。音楽に疎いので、モニタリング用のヘッドホンは何たるかを知らず、外観のカッコよさで購入を決意。外観は、コードがくるくるとしていること、机から少しくらい動いても、コードは余裕で追従する。3.5 mm のミニプラグと6.35 mm のアダプターもスクリューで接続する。ヘッドフォンに接続するプラグは、抜け落ちを防止するために捻って固定する。なぜか3.5 mm より小さく、SHURE製しか適応できないようになっているか。
プロフェッショナル的なデザインを感じたのは、R側に赤の表示、L側に青の表示がされていること。一目でRとLが判別できるデザイン。アマゾンのレビューでは、イヤーカップ左右を結合するパーツが折れてしまうトラブルが多いようだ。たしかに、すべてプラスティックでできており、扱いを誤ると折れてしまうようだ。プラスティック多用のおかげで、軽量化には役に立っているらしく、かつ頭への締め付けも少ないので、長時間の装着は苦にならない。ヘッドフォンを装着したまま何時間も仕事するプロフェッショナルにとっては、快適さは必須なのだろう。
肝心の音は、料理に例えれば、素材の味がダイレクトに感じ取れる音だろうか。低音の強化や、ドラマティックな演出もされておらず、どこか味気ない音であるが、原音がわからないものが多いが、原音に忠実であろうことは想像できる。YouTubeを視聴するとわかるかもしれないが、音声のレコーディングをしている際の、人々の息遣いまで感じ取れそうな音で、映画も、俳優がレコーディングしている情景を感じ取れるほど、なんだか生々しい。
このヘッドフォンをもちいてSkype会議を行ったら、在宅勤務をしている人々の生活感あふれる音声を感じ取れてしまうであろう。






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