玄米の備蓄と玄米食について
玄米を備蓄しようと思い立った。
ちょうど昨年のパンデミック騒ぎの中、周囲からトイレットペーパーが消えてしまい、入手が困難になった。今となっては、なぜこのようになったのかが不思議だが、昭和の昔、オイルショックが発生して後、トイレットペーパーが街中からなくなった事象を笑っていられなくなった。そして、この事象は食料にも及ぶ可能性を考えた。
今年は、乾麺類の備蓄を行ってみた。一時期、スーパーから小麦粉が消えた時もあった。少し前の、コロナが流行る前には、観光客が大量に押し寄せ、電化製品を買い込み、段ボール箱をカートで引きずりながら街中を歩いていた光景を思い起こした。あれは計画的な買い占めだったのかと。乾麺は、パスタ、そば、うどんをメインで収集した。
乾麺類の保存は、管理が難しいことが分かった。消費期限が製品によってまちまちであることと、意外と、そば類の消費期限は短かったことが、その原因だった。あと、これも盲点であったのだが、パスタ、そば、うどんともに、ゆでるのに大量の水を必要として、熱源も必要となること、ゆで上げた状態の麺をそのまま食べるのは味気ないことを感じた。そこで登場したのが玄米だった。
玄米について詳しくないのだが、白米よりも保管が効くらしい。白米も、ペットボトルに密閉して冷蔵保管すれば、保ちが良くなるとのことである。しかし、例えば、米を100㎏備蓄したい場合には、かなりの数量、PETボトル等の密閉容器が必要になろう。おおざっぱ、というか、大きな手間をかけずに米を保管する手段として、玄米を購入することとした。
玄米は、家庭用精米機を使って白米にして食べている。確かにスーパーで購入する白米よりも新鮮な気がする。コメの照り感や、もちもちとした舌ざわりが良くなった気がする。精米後の糠(ぬか)は、最初は炒って食べていたが、農薬の心配や、食べ方を工夫しないとあまりおいしくないため、いまは入浴剤として使用している。
そんななか、4合炊きの万能炊飯器を使用して玄米を炊いてみようかと考え実験したら、案外簡単に炊くことができた。そのポイントは、ヨーグルトモードによる吸水であると考えていた。つまり、40度前後の水温を維持したまま、2~8時間吸水させる工程を加えることであった。
その後、この万能炊飯器を子どもにあげてしまったため、代わりの炊飯器を購入することとなった。万能炊飯器は定格電力で400W消費するが、新しい炊飯器は容量が少ないものの250Wの消費とのことで、携帯用バッテリーを使えば、容量オーバーの可能性を減らせると思い、この1.5合炊き炊飯器を購入することとした。
この炊飯器には、玄米モードなるモードがあり、ボタン一つで玄米を炊けるという機能であるが、せっかくなのでこの玄米モードで玄米を炊くこととした。結果として、まずまず上手に玄米を炊くことができた。その経緯を動画にまとめた。
万能炊飯器で玄米を炊いていた時も、最大1.5合までと決めていた。2合炊いてしまうと沸騰した水が噴き出してしまったためであった。沸騰した水には、米から抽出された澱粉ノリが多量に含まれており、周囲に飛び散ると掃除が大変だった。また、1.5合炊ければ5つのおにぎりを作ることができ、週1回玄米を炊けば、昼食弁当用のおにぎりを賄える。私はとても小食なった。
1.5合炊きの炊飯器も、吹き出す可能性はあるので、1合炊いてみた。すこし固めのコメとなったので、保温時に20ミリリットル程度の水を注いで蓋を占めた状態で、10分程度蒸らすと、玄米が柔らかくなる。このことから、最初の吸水で加熱しなくとも、炊飯モードの中で吸水がしっかりできれば、そこそこ上手に玄米を炊飯できることがわかった。
以降、玄米の保管期限や、玄米モードの正体について検証して動画にまとめたい。
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